鉄道から見える日本

探究この世界 2009年6-7月 (NHK知る楽/月)

探究この世界 2009年6-7月 (NHK知る楽/月)

第1回 鉄道紀行文学の巨人たち
 手段から目的へ
 強い意志を飄々と語る  内田百輭
 むっとする百輭
 汽車には友と乗る  阿川弘之
 失敗を楽しむ  宮脇俊三
第2回 沿線が生んだ思想
 京成線の風景に戦前を見る  永井荷風
 横須賀線、屈辱の風景  高見順
 鉄道から見たもの  坂口安吾
 風がちがうのよ  須賀敦子中井久夫
第3回 鉄道に乗る天皇
 鉄道による「視覚的支配」
 御料車の運転制禦表示器
 巡啓のもたらすもの
 表の東京駅、裏の原宿宮廷駅
 驚くべき巡幸ルート
 「御召列車」なき時代
第4回 西の阪急、東の東急
 小林一三五島慶太
 常識への”挑戦”
 小林一三の知恵を借りる
 梅田駅と渋谷駅
 審美と権威
第5回 私鉄沿線に現れた住宅
 宅地開発をするのは鉄道か学校か
 「学園都市」の失敗と成功
 憧れのライフスタイルの出現
 団地住民の革新化
 駅前の小規模団地
第6回 都電が消えた日
 戦前と戦後の連続性
 東京の立体的認識
 急激な都電廃止
 「半蔵門」は実体か、記号か
 路面電車のこれから
第7回 新宿駅一九六八・一九七四
 過渡期の新宿駅
 新宿駅東口・西口という空間
 間延びした空間のなかで
 消えた423列車
第8回 乗客たちの反乱
 自然発生の途方もないエネルギー
 怒れるサラリーマンたち
 起こるべくして起きた暴動
 余韻と光芒