作成した万葉集のDBから、「之」を含む歌の、歌番号、原文、仮名を表示する。
(search_man2.rb)
$ more search_man2.rb #!/usr/bin/env ruby require 'sqlite3' db = SQLite3::Database.new "manyoshu.db" sql = "select id, genbun, kana from leaves where genbun like '%#{ARGV[0]}%'" puts sql db.execute(sql) do |row| puts row[0] puts row[1].gsub(/#{ARGV[0]}/,"\033[36m#{ARGV[0]}\033[0m") puts row[2] puts end
実行してみる。
$ ./search_man2.rb 之 | more select id, genbun, kana from leaves where genbun like '%之%' 01/0003 八隅知之 我大王乃 朝庭 取撫賜 夕庭 伊縁立之 御執乃 梓弓之 奈加弭乃 音為奈利 朝猟尓 今立須良思 暮猟尓 今他田渚良之 御執<能> <梓>弓之 奈加弭乃 音為奈里 やすみしし わがおほきみの あしたには とりなでたまひ ゆふへには いよりたたしし みとらしの あづさのゆみの なかはずの おとすなり あさがりに いまたたすらし ゆふがりに いまたたすらし みとらしの あづさのゆみの なかはずの おとすなり 01/0005 霞立 長春日乃 晩家流 和豆肝之良受 村肝乃 心乎痛見 奴要子鳥 卜歎居者 珠手次 懸乃宜久 遠神 吾大王乃 行幸能 山越風乃 獨<座> 吾衣手尓 朝夕尓 還比奴礼婆 大夫登 念有我母 草枕 客尓之有者 思遣 鶴寸乎白土 網能浦之 海處女等 之 焼塩乃 念曽所焼 吾下情 かすみたつ ながきはるひの くれにける わづきもしらず むらきもの こころをいたみ ぬえこどり うらなけをれば たまたすき かけのよろしく とほつかみ わがおほきみの いでましの やまこすかぜの ひとりをる わがころもでに あさよひに かへらひぬれば ます らをと おもへるわれも くさまくら たびにしあれば おもひやる たづきをしらに あみのうらの あまをとめらが やくしほの おもひぞやくる わがしたごころ 01/0007 金野乃 美草苅葺 屋杼礼里之 兎道乃宮子能 借五百礒所念 あきののの みくさかりふき やどれりし うぢのみやこの かりいほしおもほゆ 01/0009 莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本 ***** ******* わがせこが いたたせりけむ いつかしがもと 01/0010 君之齒母 吾代毛所知哉 磐代乃 岡之草根乎 去来結手名 きみがよも わがよもしるや いはしろの をかのくさねを いざむすびてな 01/0012 吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾 [或頭云 吾欲 子嶋羽見遠] わがほりし のしまはみせつ そこふかき あごねのうらの たまぞひりはぬ [わがほりし こしまはみしを] 01/0013 高山波 雲根火雄男志等 耳梨與 相諍競伎 神代従 如此尓有良之 古昔母 然尓有許曽 虚蝉毛 嬬乎 相<挌>良思吉 かぐやまは うねびををしと みみなしと あひあらそひき かむよより かくにあるらし いにしへも しかにあれこそ うつせみも つまを あらそふらしき 01/0014 高山与 耳梨山与 相之時 立見尓来之 伊奈美國波良 かぐやまと みみなしやまと あひしとき たちてみにこし いなみくにはら 01/0015 渡津海乃 豊旗雲尓 伊理比<紗>之 今夜乃月夜 清明己曽 わたつみの とよはたくもに いりひさし こよひのつくよ さやけくありこそ ...
↓実際は、色をつけて表示している
実行結果をみると、「之」の仮名には、「が」、「し」、「の」が割り当たっている。